自宅の近所でオートテストが開催されたので、参加してきました。場所は、加西市の兵庫県立フラワーセンター駐車場。自宅から車で15分ほどしかかからないところです。遠方から参加される方も多いのですが、天気が良く、ぷかぷかといくつも熱気球が飛んだりして、「なにもないところですね」と言われましたが、広やかな当地域の良さを満喫してもらえたと思います。
さて、走行ですが、練習走行では1位のタイム。第1走でもトップクラスのタイムでしたが、残念ながらパイロンタッチがありました(映像ではよくわかりませんが、スラローム区間で右後輪あたりでパイロンの縁を踏んだのだと思います)。第2走ではマージンを大きめに取りましたが、車庫入れ(2つ目のバック)のブレーキングでフロントタイヤがロックし、車体が首を振って斜めになったので、修正舵を入れる必要が生じました。このために前進のギアチェンジが遅れてタイムロス。ですが、32番ゼッケンの方の走行がとにかく完璧で、このギアチェンジのミスがなくても勝てていなかったと思います。もうちょっと全体にタイムを詰める必要性を感じました。
そういうわけで結果、クラス中惜しくも2位(20台中)、総合では3位でした。例によっていくらか知り合いが参加されていましたが、どなたも良い走りで満喫されていたのが良かったです。
副賞はフラワーセンターらしく、大きな鉢植えでした。これなら家族に喜ばれる、と言っていると、女性参加者から「確かにオイルもらってもだめですもんね。サラダオイルならまだしも、エンジンオイルじゃあね」と言われたのが傑作でした。
2023年12月16日
2023年10月08日
シグマfp Lの購入とアクセサリ製作
ここ10年間、ニコンD800Eとソニーα7という2台のフルサイズデジタルカメラを使っています。この年(2013年)は一気に2台も買って大散財しましたが、今思えば正解だったと思います。D800Eは手持ちのニコンレンズのあれこれがほとんど使えるし、その後、24-120mmF4や200-500mmF5.6などの比較的新しいレンズも買い増して、ずっとメイン機として活用しています。一方α7はレンジファインダ用を中心としたオールドレンズを使用するのに使っており、いろいろと活躍しましたが、やはり日頃持ち歩くにはかさばることがネックになっていました。
その後の10年間に魅力的なカメラが多数出現し、特にニコンからもZシリーズのフルサイズミラーレス一眼が出て充実してきましたが、興味はあるものの、なかなか買い替えには至りませんでした。というのは、たしかに高性能にはなっていますが、それ以上に値段がどんどん上がってきていること。画素数が2400万画素の廉価機も、10年前から安くなるどころかむしろ高くなっている状況で、手が出せずにいました。しかし、どうやらカメラの値段が下がる時代は終わったようです。待っていても思ったような廉価機が出そうにないと思い直し、上の写真のようにシグマの fp L を購入しました。
fp L にしたのはもちろん小型軽量なことが第一で、オールドレンズ用のα7の更新を狙ったものです。小型のフルサイズミラーレスには他にα7Cがありますが、これは画素数がα7と同じで今ひとつ食指が動きません。それに対しfp Lはトップクラスの6100万画素で、値段もこの画素数の機種としては破格に安いことも決め手になりました。
シグマのカメラはソニーやニコン、キヤノン等に比べ少しマニアックという評ですが、使ってみた印象では、普通にちゃんと使えるよくできたカメラだと思いました。もちろん手ぶれ補正機能は内蔵されていませんが、搭載されている機種でもオールドレンズでは焦点距離を1つずつセットする必要があり、フルサイズの感度やオールドレンズの明るさを考えると個人的には必要とは思えません。またフラッシュ同調撮影や動きモノもD800Eで行うため、メカシャッターがないことも許容範囲、むしろ無音で撮れるメリットさえあります。
ただ、ピント合わせには難点がありました。Nikon 1 J5などEVFのないカメラも使っていたので問題ないかと思っていたのですが、やはりオールドレンズで精密にピント合わせするには液晶画面は厳しい。最近、近くのものが見にくくなってきたこともあります。しかし外付けEVFをつけるのも癪だし、純正LCD用ルーペのLVF-11はとてもかさばる上、脱着が面倒そうで今一つです。幸い、手持ちの67判カメラ、ブロニカGS-1のウェストレベルファインダをあてがってみると、液晶画面全体がピッタリと視野に収まったので、3Dプリンタで取り付ける部品を作ってみることにしました。
上は、使用の様子の動画です。シグマ fp / fp L には液晶の周囲に放熱のスリットがあるため、ここを使ってスライド式に脱着できるようにしました。落ちないように最後にクリックでカチッと止まるようになっています。ルーペを出さなければ液晶画面のフードとして使え、ルーペを出せばファインダになります。畳んでポケットに入れておいて、出先で液晶が見にくかったり、ちゃんとピント合わせしたいときはさっと取り付けて使えそうです。また、ファインダ倍率が非常に高いのも美点の1つ。計測してみると、50mmレンズ装着時で1.7倍あまりもあります。そのため視野の画角が28mm相当ぐらいあり、周囲まで見渡すにはキョロキョロと目を動かす必要がありますが、8xの拡大機能とあわせ、ピント合わせは非常に楽になりました。
ついでに、カメラがすっぽり収まるハードケースも自作。通勤や出張のカバンに入れて持ち歩くには、こういうハードケースが一番の保護になります。レンズの大きさやストラップ取り付け位置に合わせて数種類を作り替えて出力しました。
シグマfp Lはオールドレンズを付けたときに周囲の色づきを補正するカラーシェーディング補正という機能もあり、超広角でも問題なく使えるのも良い点でした。ただ、このレンズマウント(Lマウント)は、他社レンズをAFで動かすような電子マウントがあまり発売されていないのが難点です(純正にEFレンズ用はありますが、Fマウント用はない)。パナソニックを始めとして機種が増えてきたので、発売を願うばかりです。また、最近は(高いですが)α7CRや、画素数が少し減りますがα7CIIが登場し、EVF問題やマウントアダプタの豊富さの点ではそちらのほうが良いだろうとも思います。本当をいえば、ニコンからα7Cのような形の小さい機種が出れば、全てをそれに集約できていいのですが・・
その後の10年間に魅力的なカメラが多数出現し、特にニコンからもZシリーズのフルサイズミラーレス一眼が出て充実してきましたが、興味はあるものの、なかなか買い替えには至りませんでした。というのは、たしかに高性能にはなっていますが、それ以上に値段がどんどん上がってきていること。画素数が2400万画素の廉価機も、10年前から安くなるどころかむしろ高くなっている状況で、手が出せずにいました。しかし、どうやらカメラの値段が下がる時代は終わったようです。待っていても思ったような廉価機が出そうにないと思い直し、上の写真のようにシグマの fp L を購入しました。
fp L にしたのはもちろん小型軽量なことが第一で、オールドレンズ用のα7の更新を狙ったものです。小型のフルサイズミラーレスには他にα7Cがありますが、これは画素数がα7と同じで今ひとつ食指が動きません。それに対しfp Lはトップクラスの6100万画素で、値段もこの画素数の機種としては破格に安いことも決め手になりました。
シグマのカメラはソニーやニコン、キヤノン等に比べ少しマニアックという評ですが、使ってみた印象では、普通にちゃんと使えるよくできたカメラだと思いました。もちろん手ぶれ補正機能は内蔵されていませんが、搭載されている機種でもオールドレンズでは焦点距離を1つずつセットする必要があり、フルサイズの感度やオールドレンズの明るさを考えると個人的には必要とは思えません。またフラッシュ同調撮影や動きモノもD800Eで行うため、メカシャッターがないことも許容範囲、むしろ無音で撮れるメリットさえあります。
ただ、ピント合わせには難点がありました。Nikon 1 J5などEVFのないカメラも使っていたので問題ないかと思っていたのですが、やはりオールドレンズで精密にピント合わせするには液晶画面は厳しい。最近、近くのものが見にくくなってきたこともあります。しかし外付けEVFをつけるのも癪だし、純正LCD用ルーペのLVF-11はとてもかさばる上、脱着が面倒そうで今一つです。幸い、手持ちの67判カメラ、ブロニカGS-1のウェストレベルファインダをあてがってみると、液晶画面全体がピッタリと視野に収まったので、3Dプリンタで取り付ける部品を作ってみることにしました。
上は、使用の様子の動画です。シグマ fp / fp L には液晶の周囲に放熱のスリットがあるため、ここを使ってスライド式に脱着できるようにしました。落ちないように最後にクリックでカチッと止まるようになっています。ルーペを出さなければ液晶画面のフードとして使え、ルーペを出せばファインダになります。畳んでポケットに入れておいて、出先で液晶が見にくかったり、ちゃんとピント合わせしたいときはさっと取り付けて使えそうです。また、ファインダ倍率が非常に高いのも美点の1つ。計測してみると、50mmレンズ装着時で1.7倍あまりもあります。そのため視野の画角が28mm相当ぐらいあり、周囲まで見渡すにはキョロキョロと目を動かす必要がありますが、8xの拡大機能とあわせ、ピント合わせは非常に楽になりました。
ついでに、カメラがすっぽり収まるハードケースも自作。通勤や出張のカバンに入れて持ち歩くには、こういうハードケースが一番の保護になります。レンズの大きさやストラップ取り付け位置に合わせて数種類を作り替えて出力しました。
シグマfp Lはオールドレンズを付けたときに周囲の色づきを補正するカラーシェーディング補正という機能もあり、超広角でも問題なく使えるのも良い点でした。ただ、このレンズマウント(Lマウント)は、他社レンズをAFで動かすような電子マウントがあまり発売されていないのが難点です(純正にEFレンズ用はありますが、Fマウント用はない)。パナソニックを始めとして機種が増えてきたので、発売を願うばかりです。また、最近は(高いですが)α7CRや、画素数が少し減りますがα7CIIが登場し、EVF問題やマウントアダプタの豊富さの点ではそちらのほうが良いだろうとも思います。本当をいえば、ニコンからα7Cのような形の小さい機種が出れば、全てをそれに集約できていいのですが・・
2023年04月29日
パワーウィンドウスイッチの小修理
ボクスターは15年18万キロとなっていますが、車検も難なく通り、快調に走っています。ただ樹脂類の劣化は徐々に進んでおり、前はドアノブのヒンジが折れましたが、コンドはパワーウィンドウスイッチが陥没したので修理しました。
運転席側ドア内張りの裏側です。スピーカーのうちウーファーはドア側についており、ドア内張りには中域を担当するスコーカーのみがついています。その右上がパワーウィンドウスイッチのユニットですが、これが操作すると陥没するようになってしまいましたので修理します。
パワーウィンドウスイッチ取り付け部分の拡大写真です。赤線で記入した部分が折れてしまい、パワーウィンドウスイッチの下側のフックがかからなくなり陥没するようになりました。いかにも肉厚が薄く、さすがにこれでは折れても仕方がない・・と思いますが、まあポルシェはちょくちょくこういう部分があります。
陥没した時の状態です。上側はフックが引っかかっているのですが、下側が回転するように陥没してしまいますので、ここだけ止めればOKです。
ガラクタ箱の中からちょうど良さそうな金属片を見つけました。それを少し加工してからはめ込みます。ドア内張りの素材の切替部分に重ね代があり、そこにひっかけるとちょうどいい感じで固定できました。結束バンドで抑えるようにしたので、外すときは結束バンドを切ればOKです。ドア内張りは薄いので、裏側からビスなどで止めると表に突き出るおそれがありますが、そういう危険もなくうまく付きました。元通りドア内張りを取り付け直して完了です。
運転席側ドア内張りの裏側です。スピーカーのうちウーファーはドア側についており、ドア内張りには中域を担当するスコーカーのみがついています。その右上がパワーウィンドウスイッチのユニットですが、これが操作すると陥没するようになってしまいましたので修理します。
パワーウィンドウスイッチ取り付け部分の拡大写真です。赤線で記入した部分が折れてしまい、パワーウィンドウスイッチの下側のフックがかからなくなり陥没するようになりました。いかにも肉厚が薄く、さすがにこれでは折れても仕方がない・・と思いますが、まあポルシェはちょくちょくこういう部分があります。
陥没した時の状態です。上側はフックが引っかかっているのですが、下側が回転するように陥没してしまいますので、ここだけ止めればOKです。
ガラクタ箱の中からちょうど良さそうな金属片を見つけました。それを少し加工してからはめ込みます。ドア内張りの素材の切替部分に重ね代があり、そこにひっかけるとちょうどいい感じで固定できました。結束バンドで抑えるようにしたので、外すときは結束バンドを切ればOKです。ドア内張りは薄いので、裏側からビスなどで止めると表に突き出るおそれがありますが、そういう危険もなくうまく付きました。元通りドア内張りを取り付け直して完了です。