2019年08月18日

オートテスト参加

5月に参加した、バック走行を含むモータースポーツ「オートテスト」がまた近所で開催されたので参加してきました。

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前回は「体験走行」でしたが、今回は正式にエントリー。練習走行2本、競技2本に加え、午後のトーナメント戦にも参加し、合計5本走行してきました。今回はロールバーのところにカメラを装着し、走行中の様子を撮影。さらに高台に別のビデオカメラも置いて外からの映像も撮ってきました。



練習走行1本目は50秒台でしたが、そこから走るたびに2〜3秒ずつタイム短縮でき、競技の2本目は43.7秒でした。そのときの走行動画は上のような感じです。外から見ると割と地味な競技ですが、車内ではかなり頑張った感じになるのがおわかりいただけるでしょうか。

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結果として参加12名中の5位でした。本当をいえばもうちょっと上に食い込みたかったところですが、まあ最初だし上々でしょうか。上位には小さな車両が、また下位には大きめの車両が多く、やはり少し小さめの車のほうが有利な感じがしますが、自分としてはそもそもの腕の問題のような気がします。



その証拠の映像がこちら。トップタイムの方の走行(約4秒差)との比較動画です。比較しやすいように速い方には途中で2回、2秒のポーズを入れてあります。主なタイム差は、最初のバックの走行速度、それと停止して前進・後退が切り替わるときにかなりタイムロスをしているようです。

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午後のトーナメント戦では42秒で、さらに1.7秒を短縮することができました。もっともトップクラスの方々もさらに速くなり、最終的な最速タイムは37秒台でしたが・・来月,再来月にも開催されるので参加してみようと思います。

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今回は正式参加のためにモータースポーツライセンスの国内Bライセンスの講習を受けてきました。これでジムカーナにも参加できるようになるので、機会があれば参加してみようと思います。

ライセンス講習会のときに「JAFスポーツ」というモータースポーツ情報を満載した冊子をもらいました。これにもオートテストの記事があり読んでみたらびっくり。表彰式の写真に今回の上位陣を3名も発見。各地転戦しておられるようです。オートテストを専門にされている方も増えているそうで、確かにタイヤ等の消耗品やチューンにお金もかからないし、続けるにもいいかも?と思いました。
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2019年08月11日

車が若返ります

大事にしていても10年も乗ると車の外観もだんだんとくたびれてきます。塗装面が綺麗でも、その他のちょっとしたパーツ類が古びて見えると車全体がボロく見えてしまうのでなんとかしたいところ。ヘッドライトの曇り・黄ばみもよくある劣化ですが、ボクスターの場合は「カウルトップパネル」と呼ばれるワイパーの土台部分の樹脂部品が白っぽくなってきやすいです。

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このような無塗装樹脂部分はシリコーンオイルを塗るとしっとりいい感じになりますが、1週間も経つと洗い流されてしまって元の木阿弥。と思っていたら、良い商品があることを知りました。このワコーズのコーティング剤、ちょっとお高いのですが半年ぐらいは効果が持続する上、施工も簡単ということで購入してみました。

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早速ですが施工前後の比較です。上と下の写真では時間の違いで影が少し動いていますが日向の部分の明るさはほぼ同じだと思います。一目瞭然で、白っぽいところがしっとりと黒くなっています。テカテカせずに落ち着いた風合いになるのもよいところです。付属のスポンジも使いやすく、そこにほんの1,2滴垂らすとかなり広い範囲に伸ばせるので、この1本でそうとう長期間使えそう。

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ワイパーの付け根は付属のスポンジでは塗りにくかったのですが、ちょうどその塗り漏らしの部分で効果がわかりやすいので写真に撮ってみました。この部分は綿棒で塗っておきました。

ボクスターで白化が気になるのはこの部分だけですが、車種によっては無塗装樹脂がもっと広範囲に使われているものもあるし、それが白っぽくなりやすい車種もあります。このケミカル、中古車ディーラーなんかも結構使ってるらしいです。
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2019年06月01日

自前整備でコストカット(3)ブレーキとサスペンションの交換

前回車検で指摘されたフロントブレーキパッド・ローターの摩耗と、リアダンパーの抜け。ディーラー整備だとパーツ代だけでかなりの値段になるので、この機会に社外品を使うことにしました。

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まずブレーキですが、ヨーロッパ車のブレーキはとてもブレーキダストが多く、きれいにしてもあっという間にホイールが真っ黒になってしまいます。それに辟易していたので、今回、超低ダストと謳われている breni DFP超低ダストブレーキパッドを使うことにしました。今回指摘されたフロントだけでなくリアもローターにはかなりの段差が出来ていましたので(パッドは残っていましたが)、一気に前後ともローター・パッドを全交換することに。部品代はローター・パッドと摩耗センサを4輪分で 95,000円ほど。純正部品だとフロントを交換するのにも足りない額です。

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次にサスペンションですが、ネットで色々調べ、かなり安価である割に評判がいい XYZ の車高調キット Type-SS を入れることにしました。987 はケイマン用となっていますがボクスターにも問題なく装着できます。上の写真ではそのままサスがダンボール箱に入っているように見えますが、実際には緩衝材が入って届きます。この手のサスキットではブレーキホースなどを汎用のプレートで固定したりすることが多いのですが、この 987 用のキット SS-PO06 では、ボトムケースにブレーキホースを固定する板がついていますので、純正同様に固定ができます。価格も4輪分、バネやアッパーマウント込みで約15万円、純正部品では2輪分にもなりません。

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装着について。これまでいくつかの車両でサス交換をやった経験があり、特に今回はバネ・ダンパーセットなのでスプリングコンプレッサーを使う必要もなく簡単なはずですが、ネットで調べると結構大掛かりなようですし、ボクスターはリフトアップも少し面倒(フロントまたはリアを左右一気にリフトアップするためのジャッキアップポイントがない)ということがあります。そこでまずはプロに依頼しようということで、自宅の近くでポルシェの整備を得意にしているお店に持ち込みました。お店にはナローや 930 型だけでなく 968 などの、ポルシェ専門店でも扱いたがらない車両も入庫しており、安心感のあるお店です。

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セッティングとしては、ゼロタッチ、すなわち伸び切った状態でバネの遊びがちょうどなくなるように設定した上で、(全長調整式なので)ボトムケース側で車高を合わせてもらいました。ダウン量は純正状態から -20mm 。なぜかというと、あまり下げすぎて品がなくなるのも好きでなく、ぱっと見で純正に見えつつちょっといい感じ、ぐらいが好きなこと。それと、インナーガレージの出入り口に斜面があり、そこで腹を擦らないようにということもありました。写真はそのセッティングが完了した状態ですが、バネの下端とボトムケースの間にはまだまだ隙間があるので、落とそうと思ったらまだまだ落ちます。

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車両引取後、早速、自宅の車庫に入れてみます。結果として写真のように 1cm ぐらいのクリアランスで問題なしでした。(自分の這いつくばっている格好が移っていたのでモザイクを掛けました、笑)

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サス交換をする前に撮っていた写真と比べるために、同じ場所へいき、できるだけ同じアングルで写真を撮ってみました。上が交換前、下が交換後です。外観的には、見比べないとわからない程度・・というか、下がっている方だけを見ると普通に見えますが、(標準ではちょっとタイヤとフェンダーの隙間が大きいこともあって)一旦下がった状態(下)を見てから純正状態(上)を見ると違和感を感じるぐらいになっています。

走らせた感じでは、やはり標準のサスよりもバネレートがはっきりと上がっていることが感じられます。カーブでもほとんどロールを感じず、いかにもスポーツカーという動きになりました。ただし路面のうねりに素直に追従してゆすられる感じはかなり出てきます。乗り心地は、私としては納得できる範囲ですし、もちろん、前の抜けきったサスに比べれば非常に良いです。車に興味のない助手席の人はちょっと乗り心地悪いなあと感じるでしょうが・・・ダンパーよりもバネレートそのものの違いが効いていると思います。

ダンパーのセッティングですが、ちょうど中間(30クリックのうち15クリック)ではすこし減衰力が足りないように感じられたので、フロントを5段階、リアを7段階ほど強めたら、滑らかな路面では姿勢変化がかなり抑制され、いい感じになりました。しかし、今度は非常にスパルタンな乗り心地に。長距離の通勤での荒れた路面では腰に来そうです。そこで今度はかなり緩めてみたら、姿勢変化は大きくなりますが快適性は大きく向上しました。やはりシチュエーションで変えるのが良さそうで、通勤は最弱に近いセッティング、先日体験したオートテストやジムカーナでは強めのセッティングが良さそう。

ブレーキの制動力やフィーリングにも違和感はありません。むしろ踏み始めの初期制動の立ち上がりが素早くて、個人的にはより好印象になりました。

ピロボール式なので音がどうなのか、は気になるところだと思います。市販車の標準のサスはタイヤやサスペンションからの音を遮断することを最優先に設計されており、サスのアッパーマウントなど各部にゴムが使われています。それがありませんので、1つには路面を転がるタイヤの音が大きくなります。体感では、音質も含め、少し風切り音が強くなったかな、という感じになります。それと、路面の凹凸でサスペンションが大きく動いたときに少しギシギシと音がすることがあります。ピロボール式の宿命ですのでここは納得しておく必要があると思います。いまのところゴトゴト音はしません。バネの上端・下端のスプリングシート部分にチェーンルブを吹いてみたらギシギシ音もしなくなったので、しばらくこれで様子を見てみます。

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最後に総合的なコストの比較です。ブレーキと足回りに工賃込みで40万円近くかかり、総合的には60万円を要しました。ディーラーの車検見積もりから10万円しか安くなっていませんし、省いた項目もありますが、一番の違いはダンパー・ブレーキともに4輪とも処置したことです。整備店からは、やはりリアダンパーだけでなくフロントダンパーも抜けていたという話も聞き(体感でもそういう感じでしたが)、全体としてはうまくコスト圧縮できたと思います。

あとは低ダストのパッドの効果がどれぐらいあるか。今回頑張ってかなりホイールを綺麗にしたので、またしばらくしたらレポートできると思います。



2019.6.23 追記:サスとブレーキ交換後、約20日、1500kmほど走りました。サスは初期の渋さが取れてきてよく動いている感じで快適性が上がっています。特に気になる異音も出ていません。

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ブレーキの交換によるホイールの汚れですが、効果大です。1500kmも走れば、前はかなり真っ黒になっていたと思うのですが、交換後はあまり汚れていません。ただし(頑張ってホイールをきれいにしたつもりでしたが)ホイールの裏側の汚れが雨などで濡れたときに流れてきたと思しき汚れがあります。あたりがついてきてからはまた汚れ方も違うので、また今日、今度は裏側まで頑張って洗っておきました。また1〜2ヶ月後にレポートしますが、いまのところの感触では「効果大」です。ブレーキのフィーリングも結構良いです。
posted by しんさく at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) |