2019年04月27日

自前整備でコストカット(1)ドアスピーカー交換

購入後8年で約7万キロ走行し,新車からは11年10万キロになったボクスター.先日はソフトトップが開閉しなくなったり,ダンパーが抜けてきて乗り心地が悪くなってきたとかありますが,基本的には好調を保っています.

そんななか,気になる点が.冬場に高速道路を走っていると,やたらと膝もとが寒い.手をやってみると,どうもドアスピーカーあたりから冷気が吹き込んでいるようです.そういえばオーディオの音も悪く低音が出ません.どうもこれはスピーカーのエッジが破れてるな・・・と思って内張りを剥がしてチェックしました.

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外見をみたところ,予想に反してぐるっと一周,エッジは正常な形を保っています.これは,別のところからなのかな?でもそんな経路もなさそうだし・・・と思って一度はもとに戻しましたが,どうもおかしいので再度見てみると,エッジが裏側から剥がれていました.ウレタン製らしく加水分解してボロボロ,指で突くと溶けたようになって崩れてきます.これはもう完全にダメです.

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社外品のスピーカーを入れてもいいのですが,ボクスターはスピーカーに信号を送る配線の段階で音域を分けるフィルタを通しているらしく,フルレンジスピーカー(低音から高音まで鳴らせるスピーカー)をつけてもうまく鳴らないらしい.社外品でもいいものは結構な値段がするし,奥行きが長いとドアガラスに引っかかるので,今回は純正品をディーラーから購入しました.新しいほう(右)も元のもの(左)もイタリア製のようです.

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ボクスターのドアは5個のボルトと9個のクリップで止まっています.このクリップが硬い!どうにかこうにか引き剥がし,交換します.多くの車ではドア内張りを剥がすと,パワーウィンドウのメカを取り付けたり整備したりするための穴(サービスホール)が空いたままで,そこをビニールシート(サービスホールカバー,スクリーン)が覆っています.それに対し,ポルシェでは(この世代の車両からは)頑丈なアルミパネルで完全に覆われています.カーオーディオ分野では音質を上げるためにサービスホールを塞いでしまうことがありますが,整備性が悪くなるなどの問題があります.その点この車両では問題ありません.

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ドア内張りを剥がすのが難しい原因がこれ.普通のクリップでなく,押し込むことでロックが掛かる凝ったクリップが使われています.VWやアウディと共通の部品のようですが,これがやっかいで,完全にロックが掛かった状態(右の状態)になると,元の状態(左)に戻すことができません.このクリップはなんと5個の部品でできており,ロックがかかる部分が密閉される構造になっているので,ちょっとやそっとでは再利用できないというやっかいものです.今回はディーラーからスピーカーと一緒に必要個数を購入しました.
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2018年11月17日

ボクスター 幌開閉の手動化

2008年式のボクスター,10年10万キロになりました.快調に走っていますが,そんな中トラブルが発生しました.

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ある日トランクを開けて荷物を出していると,その前の幌のカバー(コンバーチブルトップ コンパートメント リッド)の部分にゴミが溜まっています.少し幌を開けてカバーを上げ掃除したのですが,その日仕事を終えて帰ろうとすると「幌が完全に閉まっていない」旨のエラーメッセージがメーターパネル内に表示されました.電動で少し幌を開けてから閉めなおそう・・としたところ,エラーで停止.中途半端なところから開きも閉じもしなくなってしまいました.深夜で真っ暗だったためその場での作業は諦め,低速で帰宅.幸い,上の写真のようにマンション下の駐車場のため雨の心配はありません.

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翌日ディーラーへ持ち込み,見てもらいました.診断の結果,幌を駆動する左右のギアボックスの寿命とのこと.上の写真のように幌が収まる部分の左右にギアボックスが入っており,モーターからの動力を減速して幌を動かしているのですが,そのギアボックス内のギアが欠けるようです.しかしこのギアボックス,調べてみると結構複雑な構造をしており,部品代だけで左右で30万円,工賃を含めると40万円ぐらいかかるということで,まずはとりあえず閉じるようにしてもらいました.右のギアボックスは既に内部のギアが欠けているのかフリーで回転し,左のギアボックスは固着しているので,固定しているネジ(上の赤丸)を緩めて自由に動くようにしてもらいました.

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どうやらこれで手動で開閉出来るようになりましたが,問題は幌を押さえるカバーの部分です.通常はモーターの力で下向きに引っ張って閉じているのですが,上記のようにギアボックスをフリーにしてしまうと,しっかり固定されず上下してしまいます.このカバーは固定しておいたほうがいい,・・というディーラーのアドバイスに従ってまずはワイヤで固定しておき,次の週末に工具類の揃った自宅に単身赴任先から戻り,固定方法を変えることにしました.

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動かしたり覗いたりしながらいろいろ検討した結果,リアトランクのリッドでカバーを抑え込むのが良さそうです.幸いなことにトランクリッドは開くと少し後退するのでカバーとの間に隙間ができますし,閉じる瞬間は真下に降りるように動くので,カバーに少し出っ張りをつければよさそう.車体に加工をせずに済む方法ということで,さきほど針金を巻き付けていたストライカー(位置決めピン)に,上のような部品を作って共締めしました.

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金具を装着した様子です.リアトランクに必要以上の負担をかけないように,高さや向きを調整する必要があります.写真のように蓋の厚みの下面に沿うように調整すると良いようです.


さて,どんな使い勝手になるか・・は上の動画を御覧ください.車外に出る必要はありますが開閉は簡単だし,エンジンを切っていても開閉ができます.他のブログではボンネットピンでカバーを固定している例が紹介されていますが,今回の方法は見た目としても,使い勝手としてもうまく出来たと自画自賛しています.

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ついでに,開けても勝手に下ってくるフロントトランクフードのガスダンパーを交換しました.インターネットで検索すると社外品が安くで売られているのが見つかります.2本で7,000円,交換も比較的簡単です.

ボクスターのうち,986型と987型は幌を開閉する機構の構造がほぼ同じようなので,おそらく986型でも同じ方法が使えるのではないかと思います.ただし幌が締まりきった状態かどうかを調べるスイッチの位置は年式によって違います(当方の987型は左側のギアボックス内にスイッチがありますが,986ではリッド後端についていたりするようです).このスイッチが適切な状態でなければ,サイドウィンドウが閉じられなくなったり,メーターパネルに警告が表示されたりするので注意してください.また981型以降は幌をフロントウィンドウ上端に固定する部分も電動化されているので,手動化は難しいのではないかと思います.
posted by しんさく at 15:39| Comment(15) | TrackBack(0) |

2011年05月01日

車が変わりました

新しい車が来ました.前はかなり背が高いオフローダーでしたが,今回は打って変わって背の低い車になりました.

boxster1.jpgこの車はポルシェのボクスターという車です.二人乗りのオープンカーで,スポーツカーとしては最も本格的な形式とされるミッドシップ(普通の車なら後部座席があるべきところにエンジンが置いてあり,前後の重量配分が良い.レーシングカーはほとんどがこの形式)なのですが,ポルシェの中ではもっとも廉価な車です.2008年式,3万キロの中古車なので,フェアレディZロードスターやランドクルーザーを新車で買うよりは安いです.

車の免許を取ってからというもの,特に当時(90年代)には今よりずっと流行っていたモータースポーツ観戦の影響もあり,僕の中ではポルシェはずっと理想の自動車メーカでした.ただのカエルみたいな車のくせに滅法速く,市販車も触れてみると,それまで見たこともないぐらいがっちりした作りで,生真面目なドイツ魂が詰まったところが好きでした.

しかしもちろん,こんなものは高嶺の花.それでもなんとか手に入れようと,フロントエンジンの944を探していた時期があったり,25年落ちの911を買おうとしたり(実際に手付け金まで払ったが,キャンセルした).中でもボクスターは,1993年にコンセプトモデルが発表された後,東京モーターショウに展示されたのをわざわざ見に行ったほどです.しかし残念ながらこれまで縁がありませんでした.

boxster2.jpgですが,僕は以前から,いくつか自分で決めていた計画や目標がありました.そして,それに達し,達成したら,そのときに買おうと.その時期が思ったよりも早く訪れた,というところはありますが,思ってみればもう数えで40歳.背の低い車に楽に乗れる時間も,そう長くはありません.

写真の末っ子は来年小学生ですが,長男は10歳.あと8年で高校を卒業する歳になります.考えてみたら,今買う車は,大事に乗れば,長男が免許を取ったときに運転させてくれというかもしれないタイミング,と思ったら,昔モータースポーツの観戦に繰り出していたころからすると,遠くへきたもんだな,とも思いました.

boxster4.jpgそんなわけで,今回購入に至ったのですが,なんといっても正規ディーラーの認定中古車(製造年から9年目まで,故障に対する保証を付けられる)は数が少ない!この型でマニュアルでは10台ほどしかなく,年式や値段も勘案するとほとんど選択の余地がありません.そんな中,かなり条件に合った物件が出たので,遠方(千葉県)から購入することにしました.関東圏では消費が冷え込んでいることもあり,特にこの種の商品は回転が鈍っているようですが,勝手な言い方をすると,これもなんらかの意味でプラスに働けばいいなと思っています.

そして,購入後,ふと気づいたのが,昔手付け金を払ったもののキャンセルした,1977年式の911と同じ排気量(2700cc),同じ色.因果なものです.

エンジンも前車のパジェロよりは1割ほど小さく(もちろんパワーはずっとありますが),燃費もよさそう.荷物も前後のトランクにたくさん積めるため,広島で一人で乗るには十分です.よく言われることですが,ハンドリングやブレーキもポルシェならではのがっちり感があり,マニュアルミッションを駆ってエンジン回転数を合わせながら乗れば,飛ばさなくても良いもの感を味わえるのがよいところです.

さて,そのパジェロですが,前任地では毎日往復100kmの通勤に使っていたこともあり,既に18万キロ.まだ7年しか乗っていないし,整備もしっかりしていたのですが,買い取りではほとんど値段が付かないのが悲しいところ.・・ところが,これを近所の幼なじみが,そのお宅のセカンドカーとして引き取ってくれることになりました.車を手放すときはいつもそうですが,いろんな思い出が詰まっている車と分かれるのは寂しいもの.それを身近なところでこれからも目にすることが出来るのは嬉しいです.
posted by しんさく at 02:21| Comment(3) | TrackBack(0) |