2025年09月25日

人工スエードの毛玉取り

ボクスターが222,222kmに達しました。

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200,000kmは逃しましたが、今回はちゃっかり写真を撮りました。

流石にこれだけ走ると、メカ部分だけでなく内外装も傷んできます。特に体が触れるシートやハンドルの傷みはある程度避けようがありません。この車では、特にシートの座面の人工スエード(アルカンターラ。東レのエクセーヌ、ウルトラスエードとは基本的に同じものです)がこすれ、ゴワゴワした毛玉がいっぱいになって、いかにもくたびれた、古いシートという感じです。それでも気にせず乗っていましたが、今回きれいにしてみました。

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1つ目の方法は、ニットの毛玉取り器を使う方法です。この毛玉取り器はとても古く、おそらく昭和の時代のものですが、今売られているものも大きくは違わないようです。これで快適に毛玉をとることができます。ただし手触りは少しゴワゴワした感じが残ります。

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もう1つの方法は、一見荒っぽいようですが、紙やすりを用いる方法です。そもそも天然のスエードも紙やすりで加工してあるそうで、同様にしてきれいにする方法が知られています。アルカンターラでも可能という情報を得て試してみました。細かめのサンドペーパーが良いようです。こすると固くなった部分が消しゴムかすみたいになってボロボロと出てきます。あまりこすりすぎるとまずいかもしれませんが、植毛部分を削っているだけで下地の部分には影響がないので、大きな問題はないと思います。コンビシートの場合はこすれてはまずい部分はマスキングをしておくと良いと思います。

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たいした時間はかかりません。触り心地も、もとの状態(ほとんど使用していない助手席)のスベスベとまったく同じ、とまではいきませんが、気持ちいい滑らかさを取り戻しました。「そのうち、状態のいい中古シートでも探すか」と思っていたのですが、その必要もなさそうです。ぜひ試してみてください。同じアルカンターラであれば、ハンドルなどでも使える技ではないかと思います。特に凹部は紙やすりを使った方法が有効ではないかと思います。
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2024年03月02日

車高調の動きをスムーズに

年間走行距離が約2万キロと、割と走るため、約5年前に入れた車高調も9万キロを超えました。最初の(新車当時からの)サスはビルシュタイン製のはずですが10万キロで完全にダメになったので、割とこの製品は耐久性があったなという感じがしています。

ただ、どうしても車高調だから乗り心地が純正より劣る気がします。これは新品時から感じていたことで、ストロークが短く減衰力も高いので当然ではあるのですが、小さな入力のときの微小な動きの滑らかさが劣る感じもします。これは「純正形状」でなく車高調だからということもあると思います。

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形状で乗り心地が違うのかよ。と考える方もあると思いますが、それが実は大きな問題なのです。といってもストラット式サスペンションに限定する話なのですが、純正形状サスは上の図のようにバネが傾けて取り付けられています。これをオフセットスプリングといい、車重によりストラットを曲げようとする力を緩和します。上の図では簡単のためロアアームの影響を無視していますが、概念的にはこのように、力がかかる方向にバネの向きを揃えることでストラットに曲げ応力がかからないようにし、スムーズな動きを助けます。しかし、車高調は一般的にバネとダンパーは同じ向きに取り付けられているので、ストラット部分の滑りが良くないと動きが渋くなることがあります。(なお、ダブルウィッシュボーンやマルチリンクなどのサス形式では、そもそもダンパーに曲げ応力がかからないため無関係です)。ボクスターは4輪ストラットのためこの影響が大きい車種と言えます。

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そこで今回、ストラットの摺動部にモリブデンペーストを塗布してみました。タイヤを外し、ダストブーツをめくりあげて割り箸で固定したら、歯ブラシでペーストをたっぷり塗りつけます。さて、結果は・・効果絶大。まるでタイヤを新品に交換したときのような、または、なにか絨毯の上を走っているかのような感覚です。



あとは、どれぐらいこの効果が持つか。シリコンオイルではあまり長持ちせず、それよりは良い感じですが、やはり距離が進むとだんだん下に戻っている気もします。なかなか感覚的なもので、慣れもありよくわからないところですが、とにかく効果はあると感じました。モリブデン潤滑剤にはスプレータイプもあるので、それをストラット頂部のピロボールに使っています。こちらもハンドルの感触や異音軽減に効果があるような・・もともとそう違和感はないので、はっきりしませんが、車高調にして乗り心地や異音に悩んでいる方は試してみたらいいのではないかと思います。

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2023年04月29日

パワーウィンドウスイッチの小修理

ボクスターは15年18万キロとなっていますが、車検も難なく通り、快調に走っています。ただ樹脂類の劣化は徐々に進んでおり、前はドアノブのヒンジが折れましたが、コンドはパワーウィンドウスイッチが陥没したので修理しました。

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運転席側ドア内張りの裏側です。スピーカーのうちウーファーはドア側についており、ドア内張りには中域を担当するスコーカーのみがついています。その右上がパワーウィンドウスイッチのユニットですが、これが操作すると陥没するようになってしまいましたので修理します。

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パワーウィンドウスイッチ取り付け部分の拡大写真です。赤線で記入した部分が折れてしまい、パワーウィンドウスイッチの下側のフックがかからなくなり陥没するようになりました。いかにも肉厚が薄く、さすがにこれでは折れても仕方がない・・と思いますが、まあポルシェはちょくちょくこういう部分があります。

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陥没した時の状態です。上側はフックが引っかかっているのですが、下側が回転するように陥没してしまいますので、ここだけ止めればOKです。

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ガラクタ箱の中からちょうど良さそうな金属片を見つけました。それを少し加工してからはめ込みます。ドア内張りの素材の切替部分に重ね代があり、そこにひっかけるとちょうどいい感じで固定できました。結束バンドで抑えるようにしたので、外すときは結束バンドを切ればOKです。ドア内張りは薄いので、裏側からビスなどで止めると表に突き出るおそれがありますが、そういう危険もなくうまく付きました。元通りドア内張りを取り付け直して完了です。
posted by しんさく at 17:34| Comment(0) | TrackBack(0) |