2013年09月28日

ぶれ追放のために 上級編?

前2回で三脚や一脚と,それへのカメラの固定について紹介しましたが,今回はそこで紹介できなかったちょっとした情報を追加で掲載します.

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1つは,既存のカメラアクセサリを加工してアルカスイス互換にするものです.この部品はベルボンの「スーパープレート」という2代のカメラを三脚に取り付けるものです.現在はマグネシウム製の「スーパーマグプレート」という製品に置き換わっていますが,私のものはその前のアルミ製のものです.本来は三脚穴で三脚に取り付けるものですが,これをグラインダーで削ってアリガタ状に加工し,天体望遠鏡でよく使われるアリミゾと,アルカスイスプレートに取り付けられるようにしています.天体望遠鏡のアリミゾのほうがアルカスイスよりも幅が広いので普通は互換性はありませんが,どちらにもギリギリぐらいの大きさにすることで両方に付くようにしています.天体望遠鏡の架台(モータードライブ赤道儀)には望遠鏡でなく,天体撮影用のカメラを取り付けるのですが,2台同時に撮影できると効率が良いことがあるのでこのような工夫をしています.モータードライブ赤道儀は地球の自転と同じ速さで逆向きに回るように設置するので,ちょうど地球の動きによる「ぶれ」を打ち消しているわけですね.

collar.jpg


前回少し紹介した,アルカスイス・クランプに直接取り付けられるシグマのTS-41という三脚座ですが,この三脚座はメーカが表に掲載しているレンズ以外のシグマ製レンズにも取り付けられるものがあります.写真は1996年〜2000年ごろに販売されていた,シグマの APO TELE MACRO 400mm F5.6 ですが,ちょっときつめになりますがTS-41を取り付けることが出来ます.このレンズは少し古いのですが,非常に良い設計で軸上色収差がほぼ完全にゼロになっていて,金属部品や水面の輝点のまわりに色がつくことがなく,またボケた部分にも色収差による色づきがほぼ全くない,非常に優れたレンズです.TS-41にはストラップが取り付けられるので,カメラのマウントへの負担を軽減することが出来ます.

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重量級のレンズには直接,ストラップが取り付けられるようになっています.ストラップの留め具には金属製のものとプラスティック製のものがありますが,普通はプラスティック製のほうがカメラやレンズに傷が入りにくくお勧めです.しかし重量級の機材では強度が不足するため,どうしても金属製の留め具が付いたストラップを使わざるを得ません.ニコンの場合,超望遠レンズに付いているストラップ金具はカメラ用よりもずっと幅広で,それにぴったりのストラップはニコン LN-1 になりますが,これには金属製の留め具が付いています.このようなときは,熱収縮チューブを使って傷を防止することが出来ます.先にチューブを通しておき,位置を合わせたら,あとはドライヤーで熱することでぴったりの形に収縮させることが出来ます.ストラップの緩み防止ににもなるのでお勧めです.

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つぎもブレとは少し違いますが,超望遠レンズを使うときに便利なアクセサリ,ドットサイト(ダットサイト)を紹介します.これはもともと,エアガンなどのアクセサリとして売られているもので,曲面ハーフミラーを用いることで視野に輝点を重ねて表示するものです.目の位置がズレても輝点の位置がずれることはありませんし,視野も広いので超望遠レンズの狭い画角内に被写体を導入するのに便利です.人によっては飛んでいる鳥など動くものを撮影するときにも使うそうです.

dotsight2.jpg


上の写真のように,サイトを通して被写体を見ると輝点が現れます.この写真では調整が完全ではありませんが,その輝点の位置が画面の中央に来るようにして使います.最近は野鳥撮影などの機材を扱っている店がカメラに取り付けられるような台座をセットにして販売しています.

最後に,シグマの超望遠マクロレンズ APO TELE MACRO 400mm F5.6 で撮影した写真を掲載します.

tombo2.jpg


Nikon D800E, APO TELE MACRO 400mm F5.6 トリミング
F5.6開放 露光時間 1/250秒(フラッシュ発光) ISO2500
TS-41 + 一脚使用
posted by しんさく at 12:32| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ
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