
(YouTube へのリンク)Virtual Insanity
僕,音楽は何でもありなほうで,ショパンのピアノ曲の次にマキホルを聴いてもOKな人ですが,Jamiroquai も良いですね〜. もちろん歌も映像も,とても良いのですが,いままであまりちゃんと聞いたことがなかった歌詞.これがなかなか面白い.そして思い出さずにはいられないのが,Virtual の意味の話.
Virtual という単語は,日本語には普通「仮想」と訳されていて,これがいろいろと誤解のタネなのです.この歌詞は,まさにこの virtual の意味を噛み締めると味わい深いなあ,と思ったのでした.
そして,日本バーチャルリアリティ学会の会員(・・そして,会誌編集委員)としては以下を是非,一読して欲しいと思うのです.
(VR学会へのリンク)バーチャルリアリティとは
一部引用すると,『・・・バーチャル (virtual) とは,The American Heritage Dictionary によれば,「Existing in essence or effect though not in actual fact or form」と定義されている.つまり,「みかけや形は原物そのものではないが,本質的あるいは効果としては現実であり原物であること」であり,・・』とあります.のっけから Virtual とは Existing, つまり存在するのだと言っているところが味わい深く,格好良いです.
だからこの歌のタイトル,Virtual Insanity とは,見かけは狂ってないけど,実質的には狂ってるよ,と言ってるわけですね.
歌詞の中にも一回だけ virtual reality という言葉が出てきます.しかも,この記事のタイトルにもあるように,なんと "Forget your virtual reality" って言っているんです.1998年としては割と進んだ考え方かも?でも飛行機のパイロットはいまや訓練課程の大半をVRでこなすし,お腹を切らずに小さな穴をあけるだけで手術できる腹腔鏡手術も高い技術を要しますが,今はVR訓練システムが普及しつつあります.そんなわけで既に皆,見えないところでお世話になっているわけです.
まあ,それはともかく.YouTube を見ているともう1つ面白い動画がありました.

(YouTube へのリンク)Virtual Insanity その2
新しい作品ではないようですが,歌はともかく動画の完成度に驚き.マニアの情熱とはすばらしいものだなあ..
そしてこのバーチャルアイドルもすっかり「実在はしないが,効果として」アイドルになってます..そういえばラブプラスもインクリメントされたらしく,こちらもすっかり「バーチャル」な彼女になってるみたい.iPhone 用のアプリでは マーカベースの AR に対応してたりして,やっぱりVR, AR 技術とは相性がいいみたいですね.
これ,黒枠が付いたマーカのデザインからして ARToolKit 関連のライブラリを使っているのかな..だとすると僕が昔,加藤先生に提供したプログラムが入って動いているのかもしれないなあと思ったり. ・・・あ,このアプリ,自分の iPhone にも入れて試してみたのは,あくまでVR関連の研究者として興味があったからですよ,あくまで..ま,どの人を選ぶかで,ちょっと悩みましたが・・・(笑)