2026年06月21日

2回目の足回りリフレッシュ

通勤の長さゆえ、ボクスターの走行距離は順調に伸び、現在、約237,000km になっています。この車を2011年4月に購入したときは 33,000km でしたので、それから15年、20万km走ったことになります。マイナーな故障等はありましたが、幸いにして大きな(お金のかかる)問題が生じることなくここまできました。今思えば、本当によい買い物だったと思います。もっとも、3年落ち(初回車検前)の正規保証付き認定中古車が375万円と、今の感覚からするとかなり安かったこともあるし、その背景には、そのころの円相場が今とは倍ほど異なる(1ドル85円前後だった)ことが大きく影響しているとは思います。

さて、それだけ走ると消耗品も劣化します。前回の足回り交換から7年経過し、13万km以上走りました。そろそろダメだな、変えなきゃ・・と思いつつ、少々引っ張りすぎた感もありますが、ようやく重い腰を上げることになりました。

tein1.jpg


前回の車高調は安価でしたが、耐久性もあり、良いものだったと思います。しかしやはり乗り心地は純正には劣ってしまいます。バネレート等が硬めなので当然ではありますが、もう1つの原因として、車高調は純正形状のようなスプリングオフセットがないことが挙げられます。ボクスターは4輪ストラットですので、この影響は避けがたく、結果、今回は純正形状のダンパーを選ぶことにしました。これまで純正形状というと社外品ではビルシュタインぐらいしかなかったのですが、なんと国内メーカーの TEIN が3年ほど前にボクスター用のダンパーを新発売していることが判明。値段もかなりリーズナブルなので、これを選択しました。組み合わせるスプリングは、これまでと同様に少し車高が下がるものが希望なので、VOGTLANDの30mmダウンスプリングを選択しました。同様の純正形状対応ダウンスプリングとしては H&R のものがよく使われているようですが、前後のダウン量がずれるという報告がいくつか見られるので避けました。上の写真は、アッパーマウントやバンプラバー等とともに組み立てたところです。



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左:フロント、右:リア。囲みの色は部品調達先に対応。


今回、1つ問題がありました。というのは前回、車高調を組んだときに、古いサスペンション一式を捨ててしまっていたのです。アッパーマウントやバンプラバーなどの柔軟性のある部品はどのみち新品交換したほうがいいのですが、それ以外の部品には再利用できるものがあり、それらを全部買い直すことになってしまいました。具体的には、上図の赤枠内の部品を全部、新品購入しました。幸い、今はディーラーに頼らずとも「ポルシェ小僧」のような通販サイトでパーツを簡単に購入できるようになっています。パーツリストを見ながらカートに入れていきますが、結果、全ての部品が在庫ありで、注文すると2日ほどですべての部品が届きました(部品リストはこちら parts.xlsx )。ダンパー、スプリングもやはり数日で届いたので、あとは取り付けるだけです。

fit.jpg


取り付けも自分でやってしまいたいところですが、このボクスターはなかなかそうは行きません。1つは、車両前後の中央にジャッキアップポイントがなく、二柱リフトなどがなければ左右両輪を同時に浮かすことが難しいこと。また、足回りをかなり分解しないと取り付けができず、必然的にアライメントが狂ってしまうことがあります。アライメント調整は自分では難しいので、結局、今回もプロに任せることにしました。今回は、明石でポルシェを中心に扱っている WONDER four AUTOMOTIVE さんにお願いしました(部品を購入する前に一度訪問し、今回のプランを相談したところ、それなら部品を揃えて持ち込んでもらえれば、ということになったというのが実際の流れです)。タイヤを外さずに撮影したのであまりちゃんと写っていませんが、TEIN と VOGTLAND のブランドカラーがなかなか映えています。

comp.jpg


車高は、装着後約2000km走行後の馴染んだ状態(上の写真)で、前回の車高調での設定とほぼ同等の、ちょうど希望する高さになりました。これより下がると車庫で腹を擦ってしまったり、駐車場の輪止めに干渉したりするし、いかにも「改造してます」という感じよりも、ぱっと見でははっきり分からないけどなんか格好良くなった、ぐらいが好みなので、いい感じです。上の写真でも、いったん下がった状態を見慣れるとノーマルが少し浮き上がった印象になるのではないかと思います。

乗り心地もちょうどいい塩梅。純正の時の感覚に近いが、バネレートやダンピングが少し締まって、動きが押さえられた「スポーツサス」という感じです。ダンパーは減衰力調整式ですが、その減衰力の振り幅も大きく、かなりスポーティで締まった動きから、ゆったりした乗り心地まで変化させられる感じです。

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最後に、コストです。ダンパーとスプリング本体は思いのほか安価で助かりました(ビルシュタインなら4倍ほどかかったのではないかと思います)。取り付けも、かなり工数がかかる上、4輪アライメント調整が含まれていますので良心的な価格かと思います。問題はやはり、それ以外の細々とした部品。アッパーマウント上下の円盤(ストッププレート。フロント6番、リア5番)なんかは1枚4,150円ですが、1輪あたり2枚、1台分では合計8枚も必要で、これだけで税込み35,000円を超えました。ただの、ちょっと曲がった円盤なのですが・・・仕方ないですね。前のサス、捨てずにとっておけばよかったです。

パーツ代だけから言うと、前回の車高調よりもかなり高くなりました。しかしこれには、冒頭に書いたように円の価値の下落や、それに伴う物価高も大いに影響しているように思われます。現に、前の車高調の現在の値段もチェックしましたが、倍ほどに値上がりしており、そちらを選択してもコストダウンにはならないようでした。走行距離からして、次の交換(35万kmぐらい?)があるかどうかわかりませんが、そのときには部品を再利用して安くあげたいです。
posted by しんさく at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) |
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