2020年07月25日

扇風機を作る

ちょっとホバークラフト作りはお休みして扇風機を作りました。これ、前にこちらで紹介した電動版ホバークラフトの制作に使ったもので、もとはといえばダイソン風の羽なし扇風機に入っていたPC用の冷却ファンです。ホバークラフトをいろいろ試作する過程で取り外してしまっており、暑くなってきたこともあるので元通りの扇風機に組み立て直したのですが、どうもやはりこのダイソン風の通風路を通るときの圧力損失が大きいようで、裸で使ったほうがずっと風力があります。そこで、顔を向くように斜めに置きつつ、指が羽根に触れにくい筐体を作ってみました。

fan1.jpg

いつもどおりチャチャッとBlenderでモデリングしました。モデリングでは一応、サポート材が不要なように意識しながら造形します。しかし一抹の不安が。各スライスの造形中にプリントヘッドが空中を移動する機会が多いため、かなり糸引きが起こりそうです。まあでも、ものは試しだな、と、素材を PETG から PLA に戻して造形したのですが、設定も良くなかったようで(密着度優先)、糸引きが盛大に起こってしまいました。

fan2.jpg

かといって作り直すほどのこともないので、リューターやヤスリで整えて組み立てました。スッキリした見た目で形的には気に入りましたが、欠点としては、音が大きい・・・これはしかたないですね。また、ファンむき出しに比べると、これだけでもグリルがつくと風量が落ちるようです。

つい手抜きして一体で造形できるようにデザインしてしまいますが、こういう場合はせめて組み立て式にして、表面と裏面のグリルをそれぞれ水平で造形するのがいいのだろうと思います。
タグ:3Dプリンタ
posted by しんさく at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 電子モノ
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