変わったカメラを入手しました。撮影するとその画像がレシートのロール紙(感熱紙)にモノクロプリントされる、安価なインスタントカメラです。
このカメラを知ったのは、engadget 日本語版で山根氏が執筆された、この記事がきっかけでした。深センの電脳街で見つけられたとのことですが、極めて安価でどんどんプリントできる上、もっとも興味を惹かれたのは写真を一部に含めたメモ帳のような出力ができること。これはもしかしたら、おもちゃの枠を超えて、意外に実用的かもしれない・・と思い(実用的でなければ買いにくいという自分の精神構造のバリアを乗り越え)、探してみることにしました。
amazon.co.jpなど国内の販売サイトを見ても、それらしいものは見当たりません。モノクロ印刷しか出来ない上、画質にも難があるので日本国内では市場価値なしと考えられているのでしょう。そこでまず ebay で検索してみたところいくつか出てきましが、やはりもっとも種類が豊富なのは本場中国のaliexpressでした。リサーチの結果、5種類ほど存在することが判明。その中からもっとも安価で小さそうな上、上記のようにメモ状の出力が可能なこの機種を選びました。お値段、わずかに4,345円。これに中国からの送料が含まれています。届いたパッケージは上記のようなもので、取説も含め英語圏向けとなっていました(書かれている英語は微妙なものですが)。中には本体のほか、ロール紙が3巻、ストラップ、USBケーブルが入っていました。
ロール紙を格納するスペースがある割には意外と小型で、スリーサイズは W93 x H74 x D39mm、重さもわずか166g(ロール紙含まず)。メニューの言語設定には日本語があり(他の機種もおおむね日本語が入っているようで、作っているメーカが限られているのではないかと思われます)、日本でも子供向けのおもちゃとして十分なものに思えます。これには付属していませんが、ものによっては色鉛筆が付属していて、モノクロプリントに自由に着色して遊ぶことをむしろ楽しませようとするところなどは,なかなかよいアイディアかと思います。
側面にはmicroUSBの充電端子のほか、撮影画像を記録するためのmicroSDの挿入口があり、撮影後に後から画像を選んで印刷することも出来ます。印刷結果を拡大すると印刷の線が見えますが、注意してみないとわからないぐらいの細さで、意外に鮮明。この機種は電源まわりが弱いのか、黒画素の多いラインは印字が薄くなりムラが出やすいのですが、それを除けばなかなか良い感じです。あと撮像素子が底辺クラスで、おそらく1.3MPixelぐらいなのではないでしょうか?記録画素数は1-8MPixelまで変えられますが、あまり画質に変化がないようです。ですが、これでもこのプリンタにはまずまず必要十分。印字速度も割に速いので、オフィスでのちょっとした伝言なんかにも意外と使えるのではないでしょうか?
2020年01月08日
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