2020年10月11日
久々のジムカーナ
今回は第3戦だそうですが、今年はこれまでコロナの影響とか、用事があったりして参加できていませんでした。ですのでこのコースも初めてです。完熟歩行しているときにも何度か間違えましたが、練習走行一本目でもつい通らなくていいパイロンのほうに曲がりかけたりしました。それでもミスコースなく走ってコース把握。練習走行の終わりには1分0秒565までタイムを縮めることができました。でも上位陣は1分を切っています。これはなんとか1分を切りたい・・というのが今日の目標になりました。
競技では1本目、練習走行のベストタイム時と同じような感じで走って、ベストから少し遅い 1分0秒699。暫定4位です。上位陣はみな長い経験のある人とか、毎週開催の練習会によく参加している方たちで、車も速い車種ばかり。いずれも59秒台なので、あともうちょっと詰めてなんとか1分を切れば、表彰台の見えてくるかな、このままでは4位のままだし、と、2本目はかなりプッシュして走りました。結果・・目標の1分を切ることができ、さらに3位の方のタイムよりも 0.01秒だけですが速く、結果的に表彰台ゲットとなりました。前に2位だったこともありますが、そのときは上位陣が少なく、今回はこれまでかなわないレベルの方々に割って入るぐらいのタイムが出たので内容としては上々です。うちのも遅い車じゃないはずですが、この Import クラスでは(競技規定のターボ係数 1.7 を掛けた結果では)最低排気量ですし、もっと軽い車が何台もいますので、上出来だったと思います。
副賞はベビースターラーメンの大袋でした(もちろん上位はもっといい賞品が出ますが)。これで40回ほど?うまいビールが飲めそうです。
今回良いタイムが出たのは、競技参加者がこぞって使用されているタイヤ(ダンロップの DIREZZA ZIII)を使ったのも効いている感じがします。まえの参加でもタイヤの違いが大きいことに薄々気づいていたのですが、今回実感しました。車の挙動が少し滑りかけぐらいのところで走ったつもりですが、とっちらかる動きは一度もなかったので、もしかしたらもうちょっとプッシュできるかもしれません。ジムカーナに出なければ宝の持ち腐れ(というよりは通勤で使うには不要なグリップだし、減りも早いでしょう)ですので、今回活かせてよかったです。
2020年10月08日
人類は変な時計を求めている?
多く見つかるのはよくある2〜3針式のアナログ時計で、文字盤や針の形に工夫が凝らされたもの。しかしメカニズム的には普通の時計なのでそれらを除外すると、次に3Dプリンタでよく作られているのは Numechron と呼ばれるタイプの回転ドラム式の時計です。もともと戦前にこのタイプの時計があったようで、3Dプリンタで作られているのもほぼ同じ構造・形状になっているようです.確かに合理的で無駄がないのですが、ドラムの大きさがまちまちなのがちょっと気になります。
他によく作られている変わり種時計は、ボールがゴロゴロと転がるタイプ。これも定番的設計があるようで、桁の構成が似たものが多く見られますが、いわゆる Marble roller coaster (ビー玉ジェットコースター)に人気があるように、ボールが転がる系のガジェットは見ていて飽きない良さがあります。しかし時間が見づらいのが玉に瑕かもしれません。
そしてもう1つ、人気がありそうなのは機械式の7セグメント表示式の時計です。陸上競技などでも屋外用の大型の棋界式セグメントディスプレイが見られたように、市販の部品も各種あったようですが、3Dプリンタでの制作例も割と見られます。その中で最も完成度が高いと思ったのが上の動画。7つのセグメントを動かすメカがモジュール化されていて、うまく1つの動力を分配してカムで各セグメントのON/OFFを切り替えています。1セグメントごとに1つずつサーボモーターを用いたものも見られますが、コストもかかるし、合理性に欠ける感じがします。やはり7セグメントタイプであれば、10進数からセグメントのON/OFFを行う部分はメカでやってほしいところ。
他に面白いと思ったのがこちらの時計です。7つのセグメントのON/OFFをサーボ3〜4個で実現する方法が述べられており、その手があったか、と感心する設計。もとは、もっと多数のムーブメントを用いたプロの作品と思しき時計が発想の元のようですが、個人的には美しい動きもよいですが合理性の方に惹かれます。強いて言えばセグメントのON/OFFが電子制御であるところで、これがメカ式ならもっと面白かったかなと思います。
そんなことでいくつかアイディアが湧いてきました。そのうち2号機が誕生しそうです。
2020年10月05日
機械式デジタル時計作りました
早速ですが中身はこんな構造になっています。4桁ありますが、中央の円筒(選択カム)でレバーを上下させることで、どれか1つの桁を選んで回転させるようになっています。またすべての桁は0〜9の10文字ありますので,23:59 から日付が変わって 00:00 になるときなどは21回も文字盤を進める動作があり、別途、桁を選ぶ動作も途中に入るので数十秒を要します。また音も大きいですが、区切りの時間がわかりやすく、時報代わりといったところかもしれません。サーボモーターは1つだけで、基準位置から右回転で桁選択の変更、左回転で選択した桁を1進める動作ができる構造になっています。制御は micro:bit で行っており、どんな場合でも最小の手順で桁を動かすようになっているほか、bluetooth でPCから時刻設定ができる機能もつけました。
構造の説明や動作の様子は例によって YouTube の動画で見てみてください。今回のものは部品点数もかなり多く、パーツは27種類、75個にもなります(はめ込む白い文字パーツだけで40個ありますが)。また動作も結構シビアで、3Dプリンタの細かな精度の問題で部品が引っかかって桁が進まなかったりしました。そういう部分の追加工や微調整はけっこうありますが、例によってほとんどのパーツは3Dプリンタでできており、他に必要なのは制御用の電子回路部分の他には250円ほどで買えるサーボ1個と針金ぐらいです。
文字盤を少し上向きにしたり、ほぼツライチで表示されるようにしたこともあり、視認性も良好。大きさも、高さは文字の大きさで決まってしまい小さくするのは不可能ですし、幅も小さく、文字間隔もかなり詰められていると思います。かなり音が大きいのは確かですが、時間がないときの来客時にはいいかもしれません笑
形状データやプログラムは,Thingiverseやこちらでダウンロード可能です。