2020年04月26日

ハイブリッド・スマートウォッチ

以前,機械式時計と組み合わせられる時計バンド型のスマートウォッチ、wena wrist proを紹介しました。以後トラブルもなく快調に動作しており、コンビニの買い物などでも日々利用しています。電池のもちもよく、約1週間持ちますし,スマホからの通知も確認できます。ということで特に不自由していませんが、わずかにあと一歩というところがありました。そんな中、あるニュースが。GARMIN のスマートウォッチがSuicaに対応するというのです。

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スマートウォッチは数あれど、快適に買い物ができる機種はそう多くありません。日本国内で買い物に使うには、非接触ICカードの標準規格FeliCaに対応している必要があります。その代表例としてまず挙げられるのはApple Watchでしょう。2世代目の Apple Watch Series 2 から Suica にも対応し、電車に乗れる唯一のスマートウォッチの地位を長らく保っています。しかし、Apple Watch は iPhone や iPad 等の Apple 製のデバイスと連携させる必要があり、Android スマートフォンでは使用できません。その点、上記 wena wrist pro はAndroid スマホとも連動して使用できますが、FeliCa の電子マネー機能を使えるようにするには一時的に iPhone または iPad が必要で、また Suica にも対応していません。ハードウェア的には可能そうなのになぜこんなことになるのかは「大人の事情」等と言われつつも闇の中で、僕自身もそう簡単に可能になるものだとは思っていませんでした。そこに、Garmin の突然の Suica 対応発表というわけです。

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そうなると俄然興味が湧くもの。そもそもこのニュースを聞く前から、GARMINのスマートウォッチには興味があり、それはこのアナログ式(針式)とデジタル式(ディスプレイ式)が組み合わされたモデルがとても良さそうだったからです。そんなことで、まだ Suica のサービスインまでには1ヶ月ほどあるというのに、手早く手配してしまいました。ついでに、ミラネーゼタイプ(金属メッシュタイプ)の時計バンドも2つほど Amazon で調達。1000円ちょっとでいろいろ見つかりますが、1つは Apple Watch にあるのと同様の磁石タイプで、もう1つはバックルを外しても切れてしまわない(時計を落としにくい)三つ折りバックルタイプのものです。

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ディスプレイがONになるとこんな感じになります。カラーディスプレイを上下に備えていて、その面積も意外と大きい。それに対し冒頭の写真はなにも操作しない通常時のもので、ディスプレイが消えるとその枠なども全く見えず、本当にただの時計に見えます。針式なのでもちろん、そのまま時間が確認できます。個人的に、いつでも時間が表示されていることが時計の条件。手の動きで画面がONになるタイプの時計は、さりげなく(打ち合わせの相手などに悟られずに)時間を確認することができないので個人的にはNGです。最近のApple Watchには常時ONのモードがありますが、それはそれで電池のもちが悪い。また、明るい環境では非常に見ずらいのも困ります。前に紹介した wena wrist pro も日中屋外では画面が見づらいのですが、アナログウォッチと組み合わせることができます。しかし、wena wrist pro はブレスレットの金属コマがしっかりできていることもあってバンド単体で 85g と重く、やはり重量のあるブライトリングのヘッド(時計部分)と組み合わせるとなんと200gほどにもなります。それに対してなんと、この vivomove Style は、純正のナイロンストラップなら全体でたった35gです。

vivomove シリーズには現在、大きく分けて4種類がありますが、上下にカラーディスプレイを備えるのはこのvivomove Styleと、より高級感のあるvivomove Luxeがあります。どちらにするかで少し悩みました。Luxe はステンケース+サファイア風防が魅力的。しかし、現有のブライトリングと同じシルバー外装+黒文字盤というのも面白くありません。いずれもスーツから普段着ぐらいのシチュエーションで幅広く使えますが、スポーツウェアを着て運動するときにはちょっと似つかわしくない見た目です。そういうこともあって、今回はよりカジュアルな Style にしました。寝ているときに付けて睡眠の質を測るにはできるだけ軽くしたいということもありました。

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しかし個人的にはナイロンストラップには不安がありました。付け外しがやや面倒なことのほか、濡れたときに乾きにくいなどということもあり、上記のように、今回は前から気になっていたミラネーゼタイプのストラップを一緒に買いました。1つはこの磁石で取り付けるタイプで、折り返し部分でかなり急な角度に曲がることもあって非常に柔軟性が高いです。ミラネーゼは多かれ少なかれ透けますが、黒色ということもあって透かすとかなり向こうが見えます。厚みも薄手で、軽量。vivomove Styleはヘッド(時計部分)の重量が約25gで,ナイロンバンドが約10gですが、このミラネーゼストラップは33gで,ヘッドと合わせて58g。依然としてかなり軽量ですし、少し腰のあるナイロンバンドと違って復元力が働かない(まっすぐになろうとしない)ので、装着感は軽いです。ヘッドとブレスレットの重量バランスが良いと時計が安定しやすいこともあって、これを気に入って使っています。冒頭の写真はもう1つのバックルタイプのブレスレットで、これは単体重量が45g、時計につけて70gになります。長さが決まっていて、装着するたびに調整する必要がなく便利ですが、装着状態でキーボード操作をするとバックル裏のストラップ端が手首に当たって痛くなりがちなので、どちらかというと内側にまったく凹凸のないマグネットタイプのほうが今は気に入っています。通常は緩めにしておき、運動のときにちょっときつくするとかいうのも簡単にできるのも美点です。
posted by しんさく at 01:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 電子モノ