大事にしていても10年も乗ると車の外観もだんだんとくたびれてきます。塗装面が綺麗でも、その他のちょっとしたパーツ類が古びて見えると車全体がボロく見えてしまうのでなんとかしたいところ。ヘッドライトの曇り・黄ばみもよくある劣化ですが、ボクスターの場合は「カウルトップパネル」と呼ばれるワイパーの土台部分の樹脂部品が白っぽくなってきやすいです。
このような無塗装樹脂部分はシリコーンオイルを塗るとしっとりいい感じになりますが、1週間も経つと洗い流されてしまって元の木阿弥。と思っていたら、良い商品があることを知りました。このワコーズのコーティング剤、ちょっとお高いのですが半年ぐらいは効果が持続する上、施工も簡単ということで購入してみました。
早速ですが施工前後の比較です。上と下の写真では時間の違いで影が少し動いていますが日向の部分の明るさはほぼ同じだと思います。一目瞭然で、白っぽいところがしっとりと黒くなっています。テカテカせずに落ち着いた風合いになるのもよいところです。付属のスポンジも使いやすく、そこにほんの1,2滴垂らすとかなり広い範囲に伸ばせるので、この1本でそうとう長期間使えそう。
ワイパーの付け根は付属のスポンジでは塗りにくかったのですが、ちょうどその塗り漏らしの部分で効果がわかりやすいので写真に撮ってみました。この部分は綿棒で塗っておきました。
ボクスターで白化が気になるのはこの部分だけですが、車種によっては無塗装樹脂がもっと広範囲に使われているものもあるし、それが白っぽくなりやすい車種もあります。このケミカル、中古車ディーラーなんかも結構使ってるらしいです。