2011年12月27日

How展,終了

年末恒例の京都の写真展 How are you, PHOTOGRAPHY? 展が25日に終了し,撤収してきました.寸前のトラブル判明で日程が1週間後ろにずれたにもかかわらず,多くの方々に見に来ていただきました.年の瀬のお忙しい中,ありがとうございました.

展示した写真は次のような6点でした.

potsdam.jpg


詳細は,ウェブフォトギャラリー "photogradation"こちら から,大きな画像でも御覧いただけますので,ご興味があれば覗いてみてください.また,こちら には,一部の写真について同じネガから直接取り込んだ,絵画風のプリント処理をしていない写真がありますので,見比べて見られるのも面白いかもしれません.

さて,この写真.私は以前から絵画調のプリントを作っていますが,今回は特に鉛筆画のような斜めのテクスチャが入っています.これをご覧になって,「どうやっているのですか?」と尋ねてくださった方も多くありました.写真に詳しい方は,デジタルだろうとか,いや銀塩プリントとあるから現像液を筆で塗って現像してるんでしょう,などの予想もいただきました.私が聞いた中では正解はなかったのですが,わざわざ秘密にするほどでもないのでこちらで紹介することにします.

この写真をプリントするには,以下のようなマスクを使いました.

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このマスク,カッターと手作業で,黒い紙に切れ目を入れ,それを厚紙の台紙に取り付けたものです.制作に数時間はかかったと思いますが,なるだけ不規則になるように,あらかじめ切り取り線を書くようなことをせずに切りだしています.そして,引き伸ばし機でネガの像を印画紙へ投影するときに,印画紙の上にこのマスクを置いておきます.そうすると穴の中だけ光が当たり,そこが現像すると黒く色づくことになります.マスクで遮られたところは白いまま残ります.

このままですと,このマスクの穴の形がもろに現れてしまうので,何度も露光します.今回の場合,2分の露光の間に5秒ずつマスクを固定し,5秒ごとにマスクを少しずらすという形で露光しました.そしてその後,マスクを揺らしながらさらに1分露光しています.後半の処理をしなかったり,マスクをずらす回数を減らすと斜めのテクスチャが強く出るようになるので,調整の余地がありますが,最初にこの露光でだいたい気に入った感じになったのであまりテストをせずに6点全てを引き伸ばししてしまいました.マスクをずらすときに印画紙が一緒にずれてしまわないよう,イーゼル等でしっかり固定する必要があるのと,引き伸ばし機からはマスクの穴の開いたエリアよりも余裕を持って大きくネガ像を投影することに気をつければあまり難しいことはありません.

絵画風に仕上げるには,絵柄や焼き方も重要で,印画紙の号数(マルチグレードを使っているので,フィルタの号数)はかなり硬めにするほうがよいようです.また絵柄としては,風車の写真のように背景が白く抜けているものや,逆に右下の写真のように,絵柄の周囲が黒く囲われたようになったものは絵画っぽくなりやすいようです.

さて来年はどうしようか..ちょっと被写体の方向を変えてみようかな,などと思っているところです.
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2011年12月18日

How展,搬入

年末の京都恒例の写真展,"How are you, Photography?" 展が始まっています.そして今日,私も自分の写真の搬入展示をしてきました.

この写真展での展示,もともとの案内では12月13日〜18日,つまりちょうど1週間前に展示が行われ,今日は搬出の予定でした.その予定でしたが..なんと,展示の1週間前になって主催者からの突然の日程変更の連絡.「ギャラリーの予約が間違っていて展示が1週間先になる」..とのこと.もう,DMなどで案内をあちこちに送った後というのに,.他にも展示される友人の方から,信じられないといった風な連絡もありましたが,しかたありません.何度も案内を繰り返すようで心苦しいながらも,電子メールなどで開催日変更の連絡などをしました.

そして,今日は関西の写真仲間と忘年会の予定でした.昨年は写真の搬出日に合わせて,写真を壁から外してから飲みに行ったので,今年もその予定だったのですが,急遽スケジュールが変更に.搬入は搬出時間より後になるので,その後というと宴会をする時間はありません.集まった5人のうち,3人は同じギャラリーでの展示でしたので,ちょっと早いながらも夕方の5時から忘年会をすることにしていただき,美味しい食事と飲み放題で,搬入の時にはすっかり出来上がっていました..まあ今年は事情が事情ですから,これぐらいはいいんじゃないかなということで..

ということで,6点の写真を貼り付けてきました.今回は,そのうち1点だけこちらで先行公開.以下のような写真です.

potsdam.jpg


以前にも書いたように,最近は絵画調の写真制作を続けていますが,今回は新しい技法を開発して取り入れました.今回の搬入の途中にも,他の作家さんなどから「これはデジタル処理ですか?」などと尋ねられましたが,さにあらず.暗室で引き伸ばし機を使い,光学的技法だけで作ったものです.他のもそれぞれに鉛筆画の挿絵のような,しかしよくみると手書きでは不可能なほど細密な写真らしい写真になっていますので,是非機会がありましたらオリジナルを御覧ください.

ということで,今度こそ本当に,12月20〜25日の間,同時代ギャラリーにて展示をしています.案内はこちら.ギャラリー内では,奥の小部屋に展示をしていますので,ちょっと見つけにくいかもしれませんが,もし京都へおいでの機会がありましたら是非御覧ください!
posted by しんさく at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真

2011年12月07日

明るい一人暮らしのために

仕事を終えて自分の家へ帰ります.玄関を開ける.真っ暗な部屋.ああ,こんな時,・・・ちょっと待った!早まってはいけない,ここは科学技術の力を借りて解決です.ということで,今日は人感センサ付きLED電球 ECOLUX をご紹介.

最近はLED電球が急速に普及してきました.ちょっと前だと電球型の照明器具は,電気代はかかるし,色は黄色っぽいのしかないし,熱くなるし..で,蛍光灯のほうがなにかと実用性が高かったのですが,その後電球型の蛍光灯が現れ,さらにLED電球が登場してきて,すっかりその手の照明器具が復活を果たしています.かえって時々交換の必要があり,ピカピカしながらようやく点灯する棒型や環状の蛍光灯がうっとうしく感じるぐらい.電球を使うタイプのデスクスタンドも,熱いし暗いしであまり使っていなかったのが,ハイパワータイプで昼光色のLED電球を入れて再び活用をしています.

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そして,先日電器店で見かけてから密かに狙っていたのがこの「人感センサ付きLED電球」です.よく屋外の防犯灯などに使われている,人体の熱を感知して光る電灯がありますが,それと同じように人がいる時だけ光る電球です.従来は,この種の機能は照明器具に備わっていたのですが,この電球を使うと,ただの「ON・OFFするだけ」の照明器具がセンサ付きに早変わりというわけです.普通のLED電球よりは高いですが,以前にエコポイントで入手していた商品券で買ってきました.

DSCF5059.jpg


僕が今住んでいるところは,角部屋なので2面に窓がありますが,玄関は浴室やトイレ,キッチンスペースを通った先にあるので,ロフトの下から測るとドアまで4mほどあります.そのため他よりは薄暗く,また部屋のカーテンはほぼ常時閉めきっているためにいつも薄暗いのです.まあ第一,帰るときは夜ですしね.しかし,うっかり時々玄関の電灯を付けたまま出かけてしまう時があるので,なるだけここの照明は付けずに過ごしていました.しかしこの電灯をつけることでぐっと便利に.この電球,人に反応して自動で点灯するだけでなく,人が離れてからもしばらくは点灯を続け,5分後にゆるやかに消灯するようになっています.また明るいところでは常時消灯になるということで,エコの面からも,便利さの面からも言うことありません.そもそも,点灯時の消費電力もたったの4.7Wですしね.

ということで,さらに買い足して他にも付けたくなりました.他に便利そうなのはトイレかなあ.あと,職場のトイレやエレベータホールも節電でいつも薄暗いので,いっそのこと全部この電球にかえてくれたらなあと思ったりしています.

以上クリスマスを前にイルミネーションの話題でした.
posted by しんさく at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 電子モノ