2018年07月22日

除湿の自動化

さて,除湿機の導入効果.当然ながらある程度湿度は下がります.しかしエアコンほどの能力がないのと,結構気温が上がります.ペルチェ素子の発熱分(消費電力分)に加え凝縮潜熱が加わるので当然といえば当然ですが,同時に電気代も気になります.そこで,湿度により除湿機の運転を自動化することにしました.

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ネットで色々調べていると,面白そうな機器を発見.IoTスイッチ(ネット経由で電気製品をON/OFFするスイッチ)で,温度・湿度センサが接続でき,設定した温湿度により自動的にスイッチをON/OFFすることができる製品(Sonoff TH16)です.機能の割に2,700円とお手頃価格.そのかわり少し電気配線をする必要があります(テーブルタップをぶった切って間にこの機器をつなぐ作業).上の写真の右がそのスイッチの本体で,WiFiに繋がります.左の写真で,棚の右にぶら下がっているのが温湿度センサです(棚の前についている電子式の温湿度計は無関係).また結局,除湿機には排水管を取り付けて窓から連続排水できるようにしました.

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設定や制御はスマートフォンやタブレットから行います.専用アプリをインストールしてアカウントを作るとスイッチが登録されます.スイッチとスマホ・タブレットは直接通信するのではなく,サーバを経由しているようで,家から出ていても動作状況や温湿度,ログ(スイッチON/OFFの日時だけで,温湿度変化は記録されない)を確認できます.温度または湿度のどちらかを選び,ONにする値とOFFにする値をそれぞれ設定できます.

日中の湿度がどうなっているかなどはこれまでわかっていなかったので,少しチェックしながら設定湿度を詰めていこうと思います.
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2018年06月23日

カビ防止に除湿機導入

この時期になるといつもカメラのカビが気になります.防湿庫も持っていますが,とても全部の機材は収まりません.ですので大きな食器棚にカメラと乾燥剤(シリカゲル)を入れていますが,気密性が十分でなく,乾燥剤の効果はあっというまに低下してしまいます.電子レンジで加熱すればシリカゲルは復活しますが,毎週のように交換するのは面倒.どうにかして自動化せねば・・と思っていました.

エアコンを部屋につける手もありますが,家族に「オタクルーム」と称されている趣味の部屋は週末しか使わず,そこにエアコンを奢るのは少々もったいないし,屋外にこれ以上室外機が並ぶのもどうかという感じです.電気代も高いし,エアコンが24時間365日動き続ける保証もありません.除湿機は手軽で良さそうですが,タンクに溜まった水を定期的に捨てるのが面倒,つまり完全自動化にはなりません.どうしたものかなあ・・と思ったまま,家を建ててから4年半が過ぎました.

また今年も梅雨の時期になったので,なんとかしなければ・・と調べていると,今年は新しい発見がありました.除湿機の一部に「連続排水」なる機能のついているものがあります.ホースを繋ぐとそこから排水できるというもので,窓際に置けばサッシから排水できそう.いいかも?と思ったのですが,連続排水の備わった除湿機は大型のものに多く,電気代が意外と高くつくようです.

そうこうしているうちにふと気が付きました.連続排水機能がついていなくても,タンクに穴を開けるなどすればよいこと.また「オタクルーム」には現像用の専用の流しがついているので,そこに置けば排水に難がないこと.さっそく1つ買ってみることにしました.

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近所の電気屋さんにいくと,ちょうど安価な,小ぶりの除湿機が展示品処分で安くなっていました(大きさがわかるようにカメラを載せてみました).ペルチェ式の単純な構造のようで,背面の機会的なスイッチをONにすると24時間稼働できそう.タンクからの排水にも問題がなさそうなので,買ってきました.6000円ほどでした.

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除湿機には普通,タンクを外したり,タンクが水でいっぱいになると停止する機能がついています.タンクを外してみてみると,透明な突起(写真ではLEDのように見えますが)の一方がタンクの突起に押されるもの(タンクの有無を判定するもの)で,もう一方がタンクの水量を検知するもの(タンク内のフロートが上がってくると押されるもの)になっています.タンクの有無を検知する側にテープを張り,タンク無しで動くようにしました.

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トレイ状のもので排水経路を作り,あとは写真のように除湿機全体を流しに収めます.電源を入れてしばらくすると水がチョロチョロと排出され始めました.いい感じです.あとはどこまで湿度が下がるか?楽しみです.ペルチェ式なので他の除湿機よりは相対的に電気代は安いはずですが,それでも消費電力は85Wとあるので,常時稼働では一日50円ほどかかる可能性があります.様子を見て電源を断続するようなものをつける必要があるかもしれません.
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2018年01月08日

Light L16 実写の感触と,ひとまずのまとめ

2018.7.26追記 Light L16 が国内販売開始との報道がありますが,ヴェルテは過去,日本未導入ガジェットの輸入販売で多数のトラブルを起こしています.「松川 ゲッコー」等で検索され,適切に判断されるよう強くおすすめします.

参考 http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/shop/1507605776


入手してから1週間でざっと試写,テストを行いました.ここでは実写結果を幾つか挙げつつ,ひとまずのまとめをしたいと思います.

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背景をぼかした例(80mmF5.6相当)

現在のところ,Light L16 のセールスポイントは,高解像度な写真を撮影できることと,撮影後に被写界深度を調整できることの2点だといえます.被写界深度の調整は前に紹介した LYTRO のカメラでも可能でしたが,出力される写真の解像度はかなり低く,SNS等への投稿には使えても,メインのカメラとしてはとても満足出来るものではありませんでした.それに対し,Light L16 では高い解像度のまま背景をぼかすことが出来ます.輪郭の形状が複雑な被写体や,髪の毛やロープのように細いもの,無効が透けて見えるものではうまく動作しないことが多いのですが,乱雑な室内の写真等で背景を省略してSNSに投稿するような場合にはそこそこ使えるのではないかと思います(手作業で背景をぼかしたりしている人もいるぐらいですので).ソフトウェアに対する依存度が高いので,これからの発展に期待がかかります.

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高解像度な写真の撮影については,多くの人にとって過剰とも言える性能があるのではないかと思います.そもそもこんなに解像度の高い写真が必要なことはあまりないのですが,解像度の高さ(画素数の多さ)は余裕に繋がります.縦・横それぞれ半分の解像度に落としても1300万画素程度の画素数となりますが,そうすると画素ごとの画像のキレ(画素値の独立性)は大変高くなりますし,ノイズも軽減されます.この場合でもやはり,髪の毛や木々の枝の向こうに別の建物が写っている場合など,複雑な形状を持つ部分ではうまく合成ができない場合がありますが,元となる1300万画素の広角画像を破綻させるような処理は行われないので,一定の画質は確保されており,あまり不安なく使用できます.

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では,このカメラはずばり「お勧め」なのでしょうか?現状では万人に勧められるわけではありません.画像はPC上で処理するのが前提で,カメラ内部で生成される画像は低解像度の画像に限られ,このカメラを使うメリットがありません.画像ファイルは1カットあたり150MBほどあり,ディスク容量を圧迫する上,専用ソフトでの処理にもかなり長い時間(分単位)がかかります.得意な被写体とそうでないものとの画質差が大きい点や,高画質が得られる画角が限定されること(35mm, 75mm 時に最も高画質な画像が得られます),薄型ではありますが大柄で,思ったほど軽くないこと,などもあります.フルサイズ一眼レフやミラーレス一眼,1インチセンサを搭載した高級コンパクトデジタルカメラ等を一通り所有して使っているが,それらでは飽き足らない人に向いています.これらの「既存のカメラ」の穴を埋める(かもしれない)カメラという認識が現状としては正しいと思います.

海外では「DSLR(デジタル一眼レフ)キラー」などと誇張して報じられたこともあって,厳しいレビュー記事も多く見られます.従来の物差しで図るとまだまだ,よちよち歩きの赤ん坊だと思いますが,個人的には,このような変わったカメラがあることが嬉しく,また応援したいと思っています.

最後に,得意とするもの,不得意な条件,などについてまとめておきます.

【得意な条件】

  • 遠景の風景.カメラの配置による見え方の違い(視差)がなく,画像の合成がうまくいきます.明るい昼間だけでなく,天気の悪い日や夕暮れぐらいまでならISO感度が上がりにくく,画質の低下もありません.
  • 少し暗いところでの中望遠域での撮影.フルサイズ一眼レフ等では被写界深度が浅くなりすぎるケースがありますが,それに対してピントの深い写真が撮影しやすい.スマートフォン等では広角レンズでの撮影しかできないし,コンパクトデジタルカメラでは望遠にすると暗くなるものが多くなりやすい.それに対し,小型センサ用の明るい単焦点望遠レンズを備えたカメラは珍しく,意外な強みと言えます.


【不得意な条件】

  • 複雑な形状を持った物体.カメラの位置により見え方が違うため,広角画像に対し望遠画像がうまくマッチせず,解像度が低いまま出力されてしまう領域が発生します.近距離ほど顕著になります.
  • 非常に暗い場所での撮影.画像にノイズが乗ることにより広角画像と望遠画像の対応付けができなくなり,やはり解像度向上効果が得られなくなります.
  • 被写界深度を調整する際に,被写体に細長いものなどがあると,それが欠けたり,その近辺の背景が不自然にシャープになったりします.
  • 焦点距離(画角)は28-150mmの間で自由に設定できますが,もっとも画質がよいのは35mmと75mmの2箇所です.それより望遠寄りにしても周囲がクロップされるだけで解像度は上がりませんので,ズームする意味がほとんどありません(搭載されているレンズが全て,単焦点レンズなので,ある意味,当然の現象ですが).また28-35mm, 70-75mm の間では,画像の周囲部分を望遠レンズがカバーしないため,周辺部分に解像度が低い領域が現れます.中央の35mmないし75mmの画角内はシャープなので,35mm, 75mm までズームアップしなくても切り出せば同じことなのですが,拡大すると不自然に見えることがあります(縮小すると境界線は分からなくなります).1例としてこちらの写真(28mm相当)をご覧ください.


撮影例をこちらにまとめているので,よければご覧ください.
タグ:Light L16
posted by しんさく at 22:47| Comment(4) | TrackBack(0) | カメラ